予防接種
事前にお電話にてご予約が必要です。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)
子宮頸がんは若年層から発症するリスクがある疾患ですが、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐことで予防が可能です。多くの場合は自然に排除されますが、ウイルスが長期間持続して感染することでがん化する恐れがあります。ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性行為によって感染するウイルスです。性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほか中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。性交渉の経験を持つ前にワクチンを接種することが非常に効果的です。将来の感染リスクに備え、適切な時期に接種を検討しましょう。
HPVワクチンの種類と期待される効果
| 2価ワクチン(サーバリックス) | HPV16型・18型を対象としています。子宮頸がんの原因の約65%を予防する効果が期待できます。 |
|---|---|
| 4価ワクチン(ガーダシル) | HPV6型・11型・16型・18型を対象としています。子宮頸がんに加え、尖圭コンジローマの予防も可能です。 |
| 9価ワクチン(シルガード9) | 9つの型(6・11・16・18・31・33・45・52・58型)に対応しています。子宮頸がんの原因の約90%を予防可能です。 |
ワクチンの副反応と当院の対応
多くの場合は接種部位の痛みや発赤、腫れが見られますが、重篤な副反応はまれです。一時的な発熱や頭痛、倦怠感が生じることもあります。当院では安全に配慮して接種を行っております。
定期接種の対象期間と公費負担
現在、国の方針により積極的勧奨が再開されています。定期接種の対象期間内であれば無料で接種が可能です。
| 対象 | 小学校6年生から高校1年生相当の女子 |
|---|---|
| 費用 | 無料(23区内在住の場合、高校1年生の年度末まで) |
※当院では、自費での接種にも対応しております。3回接種合計で9万円程度の費用となります。
ワクチン接種の具体的な流れ
通常は合計3回の接種が必要です。15歳未満で9価ワクチンを開始した場合に限り、2回での完了も可能です。
-
1回目の接種
初回接種を行います。 -
2回目の接種
1回目の接種から2か月後に接種します。 -
3回目の接種
1回目の接種から6か月後に最終接種を行います。
ワクチンですべてのHPV感染を防げるわけではないため、定期的な子宮頸がん検診も併せて受診しましょう。ご予約・お問い合わせは 03-3668-6170 までお電話ください。
男性へのHPV感染症任意予防接種
対象者:小学校6年生から高校1年生相当までの中央区民の男性
※保護者の同伴が必要です。
にも対応しています。詳細はお問い合わせください
先天性風しん症候群の予防と対策
風しんは飛沫感染によって広がる疾患です。妊娠初期の女性が感染すると、胎児に先天性風しん症候群(CRS)を引き起こし、心疾患や難聴、白内障などの障害が生じる恐れがあります。ワクチン接種により感染リスクをほぼゼロに抑えることが可能です。
麻しん風しん混合(MR)ワクチンの接種スケジュール
麻しん風しん混合(MR)ワクチンとして、以下の2回接種が行われます。
| 1回目 | 1歳時に接種します。 |
|---|---|
| 2回目 | 小学校入学前の1年間に接種します。 |
この2回の接種によって、ほぼ確実に免疫を獲得することができます。
成人の方への追加接種の推奨
風しんの罹患歴がない方や、接種歴が不明な方は追加接種が推奨されます。特に妊娠を希望する女性やそのパートナー、同居家族の方は周囲からの感染を防ぐために重要です。
中央区における抗体検査・予防接種の助成制度
中央区では、先天性風しん症候群対策として抗体検査およびワクチン接種の無料化事業を実施しています。
| 対象者 | 19歳以上の区内在住者で、抗体検査歴や接種歴がない「妊娠希望女性」「その同居者」「妊婦の同居者」 |
|---|---|
| 費用 | 検査・接種ともに無料 |
ワクチン接種時の注意点
- 生ワクチンのため、妊娠中は接種できません。
- 接種後2か月間は避妊する必要があります。
- まれに発熱や発疹などの軽い副反応が出ることがあります。
妊婦の方を対象としたRSウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ)
2026年4月1日より、妊婦の方を対象としたRSウイルス母子免疫ワクチンの定期接種が開始されます。このワクチンは、母体を通じて胎児へ抗体を移行させることで、出生直後の赤ちゃんをRSウイルスから守るためのものです。RSウイルスは生後6か月未満で感染すると重症化しやすいため、事前の予防が推奨されます。
接種のタイミングと費用について
有効性が高いと認められた妊娠28~32週の接種を推奨しています。
ご希望の方は妊婦健診時に接種可能です。
事前に受付(03-3668-6170)までお申し付けください。
当日は自治体から郵送された書類と母子手帳を必ずご持参ください。
| 対象期間 | 妊娠28週0日から36週6日まで |
|---|---|
| 推奨時期 | より高い有効性が期待できる妊娠28~32週での接種 |
| 費用 | 全額公費負担(無料) |
